dlib C++ ライブラリ 本家アップデート(Ver.16.1)

Davis E. King氏が作成・配布している、dlib C++ ライブラリのバージョンが16.1になりました。

今回のバージョンアップにより、フォントの切り替えができるようになりました。

これまで配布してきた日本語化パッチでは、日本語に対応しているフォントクラスをパッチの
中に含めていましたが、今回のアップデートによりそのフォントクラスとdlibを分離できるよ
うになりましたので、今回から別々にしたいと思います。

↓差分パッチ
バージョン16.1

↓ネイティブフォントレンダリング機能を用いたフォントクラス
native_fontクラス

使い方
・dlib_widgets.hとnativefont.hをそれぞれインクルードする。
#include "dlib_widgets.h"
#include "nativefont.h"

・drawable_window派生クラス(例 gui_api_ex.cppのwinクラス)のコンストラクタ内などで、
widget 派生クラスのオブジェクトのset_main_fontメソッドを呼ぶ
// (widget 派生クラスのオブジェクト名を b1とします)
b1.set_main_font(nativefont::native_font::get_font());

これでb1で表示される文字がnative_fontクラスの文字になります。
この処理を行ったウィジェットはこれまでと同じように日本語が表示できるようになります。

また、フォント切り替え機能を応用することで、専用のマークを文字として扱うことも簡単に
できるかと思います。
手順の例
(1) 専用マークが登録されているbdfフォントファイルをあらかじめ作成する。
(2) bdf_fontオブジェクトを作成する。
(3) bdf_font::read_bdf_file メソッドで(1)を読み込む
(4) 専用マークを表示したいwidgetにset_main_fontで(2)のフォントを登録する。




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